夜の天空にも似た蒼色がオリエント風なラピスラズリと、
ライス型淡水パールを使用したネックレスを製作しました。
アンティークティストの上等感をもちながらも、日常使いできるものがよかったので、
金属パーツやチェーンほか、淡水パールをゴールド系にして、金と蒼の二色でまとめました。
首周りチョーカーサイズに近い、チェーンは短め。女性の首をすっきりきれいに見せる長さのデザインにしました。
ラピスラズリはアンティーク的、オリエント風にも見えて、シンプルな色味で使えばいっそ現代的でもあるかなぁと思います。
※アフガニスタン産が多いラピスラズリだそうですが、残念ですが産出地は不明です。
この作品はminneで販売しています。
ぜひsitorinのギャラリーにあそびにきてくださいませ。
****ラピスラズリ(Lapis-Lazuri)について*****
石の名の由来:Lapis(ラテン語)は石、Lazward(ペルシャ語)で空のような青の意味の造語。
(和名:瑠璃、青金石)
青の主成分はラズライトです。他ソーダライトなど計四種類の鉱物の混合した色。
斑に入る白はカルサイト(方解石)。
星☆のまたたきのように、時たま石に散る金はパイライト(黄鉄鉱)。
ラピスラズリは青が濃く、斑ではなく均質な色味が上等とされます。
あぁ、それにしてもウルトラマリンの青!なんて叡知を秘めた輝きなんでしょう。
(字にすると古めかしい響きですね。…)
見つめていると祈りたくなるような…
小粒ながらも、青よりも濃い…、いっそ藍に近い色。深遠なまでの深い青色!
字にするとやはり「蒼」がピッタリなんかんじがします。
見たまま宇宙を髣髴する、神秘的な印象のラピスラズリですが、古今東西昔の人もそう思ったのでしょうね。
ツタンカーメン王のマスクとか、墓の副葬品とかに、ラピスラズリのアクセサリーや護符(お守り)などがあります。
古代オリエントの時代から最強の幸運をもたらす聖なる石として珍重されてきたラピスラズリ。
世界最古のパワーストーンの一つだそうです。
青いターバンの少女が真珠のイヤリングをしている名画「真珠の耳飾りの少女」を描いたオランダの有名画家フェルメールさんも、ラピスラズリを愛していたらしく(?)、
この石の粉末からつくられた「ウルトラマリン」の高価で美しい顔料を惜しげもなく使用しています。
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